大学中退の就職|学歴欄と中退理由の書き方
大学を中退した場合は、履歴書に入学・中退年月を事実どおり書き、中退理由は事実と現在の応募理由に分けて説明します。求人票の学歴条件も確認し、まず学校の記録と応募先の条件を1つずつ照合します。
- 「退学」と「除籍」の確認先と違い
- 中退した大学を履歴書に書く順番と例文
- 中退でも応募できる求人票の見分け方
- 使える窓口を状況別に選ぶ早見表
- 応募前に確認する5項目のチェックリスト
公的情報源: 厚生労働省「応募書類の作り方 パンフレット」/ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」
- 中退したことを、学歴欄にどう書けばいい?
- 「退学」と「除籍」って、何が違うの?
- 中退だと、応募できる求人が限られるのかな
中退の事実を隠す必要はありません。学校に確認した事実をそのまま書き、求人票の条件を1件ずつ見れば、応募できる範囲を判断できます。この記事では、書類の書き方だけでなく、窓口の選び方と応募前の確認順も整理します。
登録はカンタン30秒。すべてのサービスを無料でご利用いただけます(提供元サイトの記載)。
次にやること: 学校名・学部・在籍期間を、手元の記録から書き出してください。

目次
学校の記録を確認し、学歴欄に年月を書きます
中退した時期や終わり方があいまいだと、学歴欄を書くときに手が止まります。先に学校の記録を確認すれば、書類に使う情報が決まります。
答えは、学校の事務局へ在籍期間と終わり方を確認するです。退学や除籍の扱いは学校の学則や記録によって違うため、検索結果だけで判断しません。
例として、国立大学法人鹿児島大学の学則では、学生が願い出る退学と、学長が行う除籍が別の手続きとして書かれています。 これは一つの大学の例なので、自分の大学の扱いをそのまま決める資料ではありません。自分の記録は自分の学校へ聞きます。
| 確認すること | 確認先 | 書類に使う情報 |
|---|---|---|
| 入学年月 | 学校の事務局・手元の証明書 | ○年○月 入学 |
| 在籍した学部・学科 | 学校の事務局 | 大学名・学部・学科 |
| 終わった年月 | 学校の事務局 | ○年○月 中途退学など |
| 終わり方 | 学校の記録 | 履歴書で使う表現を確認 |
| 証明書の要否 | 応募先の求人票 | 必要な証明書と提出時期 |
学校へ連絡するのが不安でも、「在籍期間と、学籍が終わった年月を確認したい」と伝えれば足ります。退学理由を詳しく説明する必要があるかは、学校ではなく応募先の書類や面接で別に考えます。
次にやること: 学校へ確認する内容を、上の表から2つ選んでメモしてください。
言葉の違いで悩んだら、学校の事務局に聞くのが早いです。在籍していた期間と、学籍が終わった記録を確認してから書類を作ります。
中退理由は、事実と現在の応募理由に分けます
履歴書で一番迷いやすいのは、卒業していない大学をどう書くかです。書く順番を決めれば、複雑に考える必要はありません。
答えは、「入学」の行を書き、その後の辞めた年月に「中途退学」と書くです。卒業していない大学を「卒業」とは書きません。

ハローワークの応募書類パンフレットでは、学歴を学校への入学と卒業の経歴として古い順に記載します。 中退の場合は、入学の事実と、卒業していないことが分かる行を続けます。
| 年月 | 学歴欄の記載例 | 書く意味 |
|---|---|---|
| 2018年4月 | ○○大学○○学部 入学 | 入学した事実 |
| 2020年3月 | ○○大学○○学部 中途退学 | 卒業していないことと年月 |
| 2020年4月以降 | 学歴欄には行を足しません | その後の活動は職歴欄に書く |
年月は、学校の証明書や手元の記録と一致させます。学歴欄と職歴欄は分け、大学在籍中のアルバイトを職歴として入れるかは、応募書類の目的と応募先の指示で判断します。
そのまま使える記載例
text
2018年4月 ○○大学○○学部○○学科 入学
2020年3月 ○○大学○○学部○○学科 中途退学
学部や学科名は、自分の学校の正式な名称を使います。正式名称が分からない場合は、学校の記録で確認してください。中退理由を学歴欄の1行に詰め込まず、質問されたときに説明できる材料を別に準備します。
次にやること: 学校名・学部・入学年月・中退年月を使い、上の型で2行を書いてください。
中退した大学を「卒業」と書かないことが大切です。入学した事実と、中途退学した年月を分けて書けば、経歴は伝わります。
中退理由は、事実と次の行動に分けて整理する
履歴書の学歴欄では、理由まで長く書かなくても、まず在籍と中退の事実を示せます。面接で理由を聞かれたときのために、別に準備します。
答えは、事実→そのとき考えたこと→今後の仕事でどうするかの3段階です。学校や人を責める説明にせず、自分が経験したことと、これからの行動を短くします。
| 話す順番 | 内容 | 例の型 |
|---|---|---|
| 1. 事実 | いつ、何があったか | ○年に大学を中途退学しました |
| 2. 判断 | その後どう考えたか | その経験から、働き方を考え直しました |
| 3. 現在 | 今は何を準備しているか | 現在は○○の仕事に向けて準備しています |
| 4. 次 | 応募先でどう進めたいか | 入社後は○○を覚えて貢献したいです |
たとえば、進路を考え直すために中退した場合は、「大学を中途退学した事実」「その後に仕事や進路を考え直したこと」「現在は応募先の仕事を調べていること」を順に話します。作っていない経験や理由を足さず、事実の範囲で準備してください。
次にやること: 中退理由を1文で書き、その後に「現在は何をしているか」を1文足してください。
中退でも応募できるかは、求人票の2つの欄で見る
「大学を卒業していないから応募できない」と先に決めると、応募できる求人を見落とします。求人ごとに学歴の条件を確認してください。
答えは、「学歴・専攻」欄と「仕事内容」欄を一緒に読むです。「必須」なら条件を満たすか確認し、「不問」なら学歴以外の条件へ進みます。
| 求人票の欄 | 読む内容 | 中退の場合の判断 | 次にすること |
|---|---|---|---|
| 学歴・専攻 | 必須・不問・専攻指定 | 「不問」なら学歴だけで止めない | 経験・資格欄へ進む |
| 仕事内容 | 担当業務と必要な経験 | できる作業との接点 | アルバイト経験を書き出す |
| 必要な経験等 | 必須・あれば尚可・不問 | 未経験で応募できるか | 応募条件をメモする |
| 免許・資格 | 必須か、あれば尚可か | 持っていない場合の扱い | 条件を窓口へ確認する |
| 選考方法 | 書類・面接・提出物 | 何を先に準備するか | 必要書類をそろえる |
求人票の「学歴・専攻」が不問でも、仕事内容に資格や経験の条件が書かれている場合があります。学歴だけでなく、経験、資格、勤務地、時間を順に見てください。
あなたの場合の分け方
大学中退後にアルバイトをしていた場合は、仕事内容と経験欄を比べます。経験がない場合は「未経験歓迎」などの表現だけに頼らず、必要な経験等の欄で「不問」かどうかを確認します。学歴条件が分からない場合は、応募前に窓口へ聞いてください。
次にやること: 求人票を1件選び、「学歴・専攻」と「必要な経験等」に印を付けてください。

中退後に使える窓口を、対象条件で選ぶ
中退すると、新卒向けの窓口に当てはまるか迷います。対象条件は窓口ごとに違うので、自分だけで決めずに確認します。
答えは、卒業予定者向けか、若者全体向けかを分けて見るです。新卒応援ハローワークは大学等を卒業予定の学生・生徒や、卒業後おおむね3年以内の人が対象です。 わかものハローワークは、正社員を目指す若者(おおむね35歳未満)を対象にし、学歴だけで対象を決めていません。
| 状況 | 相談先の候補 | 先に伝えること | 確認すること |
|---|---|---|---|
| 卒業後おおむね3年以内 | 新卒応援ハローワーク | 大学を中退した年月 | 中退でも相談できるか |
| おおむね35歳未満で正社員を目指す | わかものハローワーク | 年齢、学歴、希望職種 | 対象と相談方法 |
| 書類や面接を相談したい | 民間の職業紹介事業者 | 中退後の経験、希望条件 | 書類添削と面談方法 |
| 求人票の内容を確かめたい | ハローワーク | 気になる求人票 | 学歴・経験欄の意味 |
窓口の対象に迷ったら、「大学を中退しています。○年に中退し、現在は○○をしています」と伝えます。窓口の案内に従い、相談できる場所を確認してください。
次にやること: 候補の窓口を1つ選び、中退年月と現在の状況を伝える文を作ってください。
登録はカンタン30秒。20代の第二新卒・既卒・フリーターの方向けの無料カウンセリングです。WEB面談にも対応しています(提供元サイトの記載)。
次にやること: 面談や窓口で聞きたいことを3つ書いてください。
応募までに進める5段階
学歴欄、求人票、窓口の順に確認したら、応募の準備へ進みます。迷ったら、下の手順を上から1つずつ行ってください。
- 学校に残っている記録を確認する。在籍期間と、退学・除籍のどちらで終わったかを学校の事務局へ聞く。
- 履歴書の学歴欄を2行で作る。「入学」と、辞めた年月の「中途退学」を書く。
- 求人票の「学歴・専攻」「必要な経験等」「選考方法」を読む。必要な書類があれば準備する。
- 中退後の経験を3つ整理する。仕事内容、工夫したこと、応募先との接点を1つずつ書く。
- 窓口で書類と求人票を確認し、応募するか判断する。分からない点は質問してから提出する。
| 段階 | 完了の目印 | 分からないときの相談先 |
|---|---|---|
| 記録 | 年月と終わり方が分かる | 学校の事務局 |
| 学歴欄 | 入学と中途退学の2行がある | 応募先・書類相談窓口 |
| 求人票 | 学歴・経験の条件を説明できる | ハローワーク等の窓口 |
| 経験 | 作業を3つ説明できる | 職業相談・面談 |
| 応募判断 | 不明点を確認できた | 応募先または相談窓口 |
次にやること: 5段階のうち、まだ終わっていない段階を1つ選んでください。
中退の応募でつまずきやすい5つの点(チェックリスト)
応募前に、次の5項目を確認します。チェックが付かない項目は、応募を諦める理由ではなく、確認する質問です。
- 「中退だから応募できない」と先に決める。求人票の「学歴・専攻」を確認する。
- 中退の書き方が分からず止まる。「入学」と辞めた年月の2行に分ける。
- 退学と除籍を推測する。学校の事務局で記録を確認する。
- 学歴だけで求人を判断する。必要な経験、資格、仕事内容も読む。
- 窓口の対象を自己判断する。中退した年月と年齢を伝えて、対象か確認する。
| 確認 | 見る場所 | 完了の目印 |
|---|---|---|
| □ | 学校の記録 | 在籍期間と終わり方が分かる |
| □ | 学歴欄 | 2行の記載例ができている |
| □ | 学歴・専攻欄 | 必須か不問か説明できる |
| □ | 経験・資格欄 | 応募条件を確認できる |
| □ | 窓口の対象 | 中退年月を伝えて聞ける |
次にやること: 空欄の項目を1つだけ、今日確認してください。
よくある質問
中退した場合、履歴書の学歴欄には「卒業」と書きますか?
「卒業」とは書きません。学歴欄は入学と卒業の経歴を古い順に記載する形なので、中退した大学は「入学」の行を書き、辞めた年月の行を「中途退学」とします。
「退学」と「除籍」は、どちらを書けばいいですか?
学校の記録にある表現を確認してください。学校の学則では、学生が願い出る退学と、学校側が行う除籍を別に扱う例があります。 自分の学校の事務局に在籍期間と終わり方を聞き、履歴書の表現をそろえます。
中退だと、学歴の条件で応募できる求人が限られますか?
求人ごとに条件が違います。「学歴・専攻」欄が「不問」なら、学歴だけで応募を止めず、必要な経験や資格を確認してください。 「必須」と書かれている場合は、条件を満たすか窓口や応募先へ確認します。
中退理由は履歴書に書く必要がありますか?
学歴欄では、まず入学と中途退学の事実を分けて書きます。理由を聞かれたときに説明できるよう、事実、考えたこと、現在の準備を3文で整理してください。学歴欄に長い説明を詰め込む必要はありません。
中退後にアルバイトをしていました。職歴に書けますか?
応募書類の指示を確認し、書く場合は職場、期間、担当した仕事内容を事実の範囲で整理します。接客、会計、品出し、電話など、応募先の仕事とつながる作業を3つ選ぶと、面接でも説明しやすくなります。
どの窓口に相談すればいいですか?
卒業後おおむね3年以内なら新卒応援ハローワークの対象を、おおむね35歳未満で正社員を目指すならわかものハローワークの対象を確認します。 民間の職業紹介事業者では、書類や面接を相談できる場合があります。中退年月と現在の状況を伝えて、対象か聞いてください。
まとめ
- 中退の事実は隠さず、学校の記録で在籍期間と終わり方を確認します。退学と除籍の扱いは学校によって違うため、学校の事務局へ聞いてください。
- 学歴欄は「入学」の行と、辞めた年月の「中途退学」の行を書きます。卒業していない場合に「卒業」とは書きません。
- 今すぐやることは、求人票の「学歴・専攻」「必要な経験等」を1件確認し、分からない点を窓口へ相談することです。
まずは学校に残っている記録を確認し、2行の学歴欄を作ってください。在籍期間が分かれば、次に求人票の条件を比べられます。
20代の第二新卒・既卒・フリーターの人には、株式会社ネオキャリアが無料の就職・転職支援(キャリアカウンセリング、WEB面談可)を行っています。
登録はカンタン30秒。20代の第二新卒・既卒・フリーターの方向けの無料カウンセリングです(提供元サイトの記載)。
次にやること: 今日、学歴欄の2行を作り、求人票を1件読みます。
関連記事
参考にした資料
-
国立大学法人鹿児島大学「鹿児島大学学則」第56条(退学)・第57条(除籍)・第58条 https://www1.g-reiki.net/kagoshima-u/reiki_honbun/x890RG00000095.html (2026-09-14取得)
-
デジタル庁「e-Gov法令検索」学校教育法施行規則 https://laws.e-gov.go.jp/law/322M40000080011 (2026-09-14取得。「除籍」の語を含む規定は見つからなかった)
-
厚生労働省「応募書類の作り方 パンフレット」(ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」から配布) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/oubosyorui_pamphlet.pdf (学歴欄の記載方法と記載例。中退の書き方の記載は無い。2026-09-14取得)
-
ハローワークインターネットサービス「厚生労働省履歴書様式例(PDF版・A4)」 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/kouroushourirekishoA4.pdf (学歴・職歴欄は「各別にまとめて書く」。2026-09-14取得)
-
文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」 https://www.mext.go.jp/content/20250822-mxt_gakushi01-000013028_2.pdf (2025年8月22日公表。対象期間は令和6年4月1日〜令和7年3月31日。「中途退学」の語もこの資料で使われている。2026-09-14取得)
-
厚生労働省「新卒応援ハローワーク」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000132220.html (2026-09-14取得)
-
厚生労働省「若者への就職支援」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/index.html (2026-09-14取得)
-
ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」(8.選考方法情報) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/ent_inputmethod03.html (2026-09-14取得)
-
ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」(3.仕事内容情報 10[学歴・専攻]) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/ent_inputmethod03.html (2026-09-14取得)