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大学中退の就職|学歴欄と中退理由の書き方

最終更新日:2026-09-15

大学を中退した場合は、履歴書に入学・中退年月を事実どおり書き、中退理由は事実と現在の応募理由に分けて説明します。求人票の学歴条件も確認し、まず学校の記録と応募先の条件を1つずつ照合します。

  • 「退学」と「除籍」の確認先と違い
  • 中退した大学を履歴書に書く順番と例文
  • 中退でも応募できる求人票の見分け方
  • 使える窓口を状況別に選ぶ早見表
  • 応募前に確認する5項目のチェックリスト

公的情報源: 厚生労働省「応募書類の作り方 パンフレット」/ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」

  • 中退したことを、学歴欄にどう書けばいい?
  • 「退学」と「除籍」って、何が違うの?
  • 中退だと、応募できる求人が限られるのかな

中退の事実を隠す必要はありません。学校に確認した事実をそのまま書き、求人票の条件を1件ずつ見れば、応募できる範囲を判断できます。この記事では、書類の書き方だけでなく、窓口の選び方と応募前の確認順も整理します。

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次にやること: 学校名・学部・在籍期間を、手元の記録から書き出してください。

「退学」と「除籍」の違いの図。退学は学生が願い出るもの、除籍は学長が行うもので、どちらも学則の用語です。
目次
  1. 学校の記録を確認し、学歴欄に年月を書きます
  2. 中退理由は、事実と現在の応募理由に分けます
  3. 中退理由は、事実と次の行動に分けて整理する
  4. 中退でも応募できるかは、求人票の2つの欄で見る
  5. 中退後に使える窓口を、対象条件で選ぶ
  6. 応募までに進める5段階
  7. 中退の応募でつまずきやすい5つの点(チェックリスト)
  8. よくある質問

学校の記録を確認し、学歴欄に年月を書きます

中退した時期や終わり方があいまいだと、学歴欄を書くときに手が止まります。先に学校の記録を確認すれば、書類に使う情報が決まります。

答えは、学校の事務局へ在籍期間と終わり方を確認するです。退学や除籍の扱いは学校の学則や記録によって違うため、検索結果だけで判断しません。

例として、国立大学法人鹿児島大学の学則では、学生が願い出る退学と、学長が行う除籍が別の手続きとして書かれています。 これは一つの大学の例なので、自分の大学の扱いをそのまま決める資料ではありません。自分の記録は自分の学校へ聞きます。

確認すること 確認先 書類に使う情報
入学年月 学校の事務局・手元の証明書 ○年○月 入学
在籍した学部・学科 学校の事務局 大学名・学部・学科
終わった年月 学校の事務局 ○年○月 中途退学など
終わり方 学校の記録 履歴書で使う表現を確認
証明書の要否 応募先の求人票 必要な証明書と提出時期

学校へ連絡するのが不安でも、「在籍期間と、学籍が終わった年月を確認したい」と伝えれば足ります。退学理由を詳しく説明する必要があるかは、学校ではなく応募先の書類や面接で別に考えます。

次にやること: 学校へ確認する内容を、上の表から2つ選んでメモしてください。

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言葉の違いで悩んだら、学校の事務局に聞くのが早いです。在籍していた期間と、学籍が終わった記録を確認してから書類を作ります。

中退理由は、事実と現在の応募理由に分けます

履歴書で一番迷いやすいのは、卒業していない大学をどう書くかです。書く順番を決めれば、複雑に考える必要はありません。

答えは、「入学」の行を書き、その後の辞めた年月に「中途退学」と書くです。卒業していない大学を「卒業」とは書きません。

中退した学歴欄の書き方の図。1行目は「入学」、辞めた年月に「中途退学」を書き、「卒業」とは書きません。

ハローワークの応募書類パンフレットでは、学歴を学校への入学と卒業の経歴として古い順に記載します。 中退の場合は、入学の事実と、卒業していないことが分かる行を続けます。

年月 学歴欄の記載例 書く意味
2018年4月 ○○大学○○学部 入学 入学した事実
2020年3月 ○○大学○○学部 中途退学 卒業していないことと年月
2020年4月以降 学歴欄には行を足しません その後の活動は職歴欄に書く

年月は、学校の証明書や手元の記録と一致させます。学歴欄と職歴欄は分け、大学在籍中のアルバイトを職歴として入れるかは、応募書類の目的と応募先の指示で判断します。

そのまま使える記載例

text 2018年4月 ○○大学○○学部○○学科 入学 2020年3月 ○○大学○○学部○○学科 中途退学

学部や学科名は、自分の学校の正式な名称を使います。正式名称が分からない場合は、学校の記録で確認してください。中退理由を学歴欄の1行に詰め込まず、質問されたときに説明できる材料を別に準備します。

次にやること: 学校名・学部・入学年月・中退年月を使い、上の型で2行を書いてください。

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中退した大学を「卒業」と書かないことが大切です。入学した事実と、中途退学した年月を分けて書けば、経歴は伝わります。

中退理由は、事実と次の行動に分けて整理する

履歴書の学歴欄では、理由まで長く書かなくても、まず在籍と中退の事実を示せます。面接で理由を聞かれたときのために、別に準備します。

答えは、事実→そのとき考えたこと→今後の仕事でどうするかの3段階です。学校や人を責める説明にせず、自分が経験したことと、これからの行動を短くします。

話す順番 内容 例の型
1. 事実 いつ、何があったか ○年に大学を中途退学しました
2. 判断 その後どう考えたか その経験から、働き方を考え直しました
3. 現在 今は何を準備しているか 現在は○○の仕事に向けて準備しています
4. 次 応募先でどう進めたいか 入社後は○○を覚えて貢献したいです

たとえば、進路を考え直すために中退した場合は、「大学を中途退学した事実」「その後に仕事や進路を考え直したこと」「現在は応募先の仕事を調べていること」を順に話します。作っていない経験や理由を足さず、事実の範囲で準備してください。

次にやること: 中退理由を1文で書き、その後に「現在は何をしているか」を1文足してください。

中退でも応募できるかは、求人票の2つの欄で見る

「大学を卒業していないから応募できない」と先に決めると、応募できる求人を見落とします。求人ごとに学歴の条件を確認してください。

答えは、「学歴・専攻」欄と「仕事内容」欄を一緒に読むです。「必須」なら条件を満たすか確認し、「不問」なら学歴以外の条件へ進みます。

求人票の欄 読む内容 中退の場合の判断 次にすること
学歴・専攻 必須・不問・専攻指定 「不問」なら学歴だけで止めない 経験・資格欄へ進む
仕事内容 担当業務と必要な経験 できる作業との接点 アルバイト経験を書き出す
必要な経験等 必須・あれば尚可・不問 未経験で応募できるか 応募条件をメモする
免許・資格 必須か、あれば尚可か 持っていない場合の扱い 条件を窓口へ確認する
選考方法 書類・面接・提出物 何を先に準備するか 必要書類をそろえる

求人票の「学歴・専攻」が不問でも、仕事内容に資格や経験の条件が書かれている場合があります。学歴だけでなく、経験、資格、勤務地、時間を順に見てください。

あなたの場合の分け方

大学中退後にアルバイトをしていた場合は、仕事内容と経験欄を比べます。経験がない場合は「未経験歓迎」などの表現だけに頼らず、必要な経験等の欄で「不問」かどうかを確認します。学歴条件が分からない場合は、応募前に窓口へ聞いてください。

次にやること: 求人票を1件選び、「学歴・専攻」と「必要な経験等」に印を付けてください。

求人票の2つの欄の読み方の図。学歴・専攻は必須か不問かを読み、仕事内容は担当する作業を読み、必要な経験等は不問なら学歴だけで止めないことを示します。

中退後に使える窓口を、対象条件で選ぶ

中退すると、新卒向けの窓口に当てはまるか迷います。対象条件は窓口ごとに違うので、自分だけで決めずに確認します。

答えは、卒業予定者向けか、若者全体向けかを分けて見るです。新卒応援ハローワークは大学等を卒業予定の学生・生徒や、卒業後おおむね3年以内の人が対象です。 わかものハローワークは、正社員を目指す若者(おおむね35歳未満)を対象にし、学歴だけで対象を決めていません。

状況 相談先の候補 先に伝えること 確認すること
卒業後おおむね3年以内 新卒応援ハローワーク 大学を中退した年月 中退でも相談できるか
おおむね35歳未満で正社員を目指す わかものハローワーク 年齢、学歴、希望職種 対象と相談方法
書類や面接を相談したい 民間の職業紹介事業者 中退後の経験、希望条件 書類添削と面談方法
求人票の内容を確かめたい ハローワーク 気になる求人票 学歴・経験欄の意味

窓口の対象に迷ったら、「大学を中退しています。○年に中退し、現在は○○をしています」と伝えます。窓口の案内に従い、相談できる場所を確認してください。

次にやること: 候補の窓口を1つ選び、中退年月と現在の状況を伝える文を作ってください。

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次にやること: 面談や窓口で聞きたいことを3つ書いてください。

応募までに進める5段階

学歴欄、求人票、窓口の順に確認したら、応募の準備へ進みます。迷ったら、下の手順を上から1つずつ行ってください。

  1. 学校に残っている記録を確認する。在籍期間と、退学・除籍のどちらで終わったかを学校の事務局へ聞く。
  2. 履歴書の学歴欄を2行で作る。「入学」と、辞めた年月の「中途退学」を書く。
  3. 求人票の「学歴・専攻」「必要な経験等」「選考方法」を読む。必要な書類があれば準備する。
  4. 中退後の経験を3つ整理する。仕事内容、工夫したこと、応募先との接点を1つずつ書く。
  5. 窓口で書類と求人票を確認し、応募するか判断する。分からない点は質問してから提出する。
段階 完了の目印 分からないときの相談先
記録 年月と終わり方が分かる 学校の事務局
学歴欄 入学と中途退学の2行がある 応募先・書類相談窓口
求人票 学歴・経験の条件を説明できる ハローワーク等の窓口
経験 作業を3つ説明できる 職業相談・面談
応募判断 不明点を確認できた 応募先または相談窓口

次にやること: 5段階のうち、まだ終わっていない段階を1つ選んでください。

中退の応募でつまずきやすい5つの点(チェックリスト)

応募前に、次の5項目を確認します。チェックが付かない項目は、応募を諦める理由ではなく、確認する質問です。

  • 「中退だから応募できない」と先に決める。求人票の「学歴・専攻」を確認する。
  • 中退の書き方が分からず止まる。「入学」と辞めた年月の2行に分ける。
  • 退学と除籍を推測する。学校の事務局で記録を確認する。
  • 学歴だけで求人を判断する。必要な経験、資格、仕事内容も読む。
  • 窓口の対象を自己判断する。中退した年月と年齢を伝えて、対象か確認する。
確認 見る場所 完了の目印
□ 学校の記録 在籍期間と終わり方が分かる
□ 学歴欄 2行の記載例ができている
□ 学歴・専攻欄 必須か不問か説明できる
□ 経験・資格欄 応募条件を確認できる
□ 窓口の対象 中退年月を伝えて聞ける

次にやること: 空欄の項目を1つだけ、今日確認してください。

よくある質問

中退した場合、履歴書の学歴欄には「卒業」と書きますか?

「卒業」とは書きません。学歴欄は入学と卒業の経歴を古い順に記載する形なので、中退した大学は「入学」の行を書き、辞めた年月の行を「中途退学」とします。

「退学」と「除籍」は、どちらを書けばいいですか?

学校の記録にある表現を確認してください。学校の学則では、学生が願い出る退学と、学校側が行う除籍を別に扱う例があります。 自分の学校の事務局に在籍期間と終わり方を聞き、履歴書の表現をそろえます。

中退だと、学歴の条件で応募できる求人が限られますか?

求人ごとに条件が違います。「学歴・専攻」欄が「不問」なら、学歴だけで応募を止めず、必要な経験や資格を確認してください。 「必須」と書かれている場合は、条件を満たすか窓口や応募先へ確認します。

中退理由は履歴書に書く必要がありますか?

学歴欄では、まず入学と中途退学の事実を分けて書きます。理由を聞かれたときに説明できるよう、事実、考えたこと、現在の準備を3文で整理してください。学歴欄に長い説明を詰め込む必要はありません。

中退後にアルバイトをしていました。職歴に書けますか?

応募書類の指示を確認し、書く場合は職場、期間、担当した仕事内容を事実の範囲で整理します。接客、会計、品出し、電話など、応募先の仕事とつながる作業を3つ選ぶと、面接でも説明しやすくなります。

どの窓口に相談すればいいですか?

卒業後おおむね3年以内なら新卒応援ハローワークの対象を、おおむね35歳未満で正社員を目指すならわかものハローワークの対象を確認します。 民間の職業紹介事業者では、書類や面接を相談できる場合があります。中退年月と現在の状況を伝えて、対象か聞いてください。

まとめ

じゅんび室

まずは学校に残っている記録を確認し、2行の学歴欄を作ってください。在籍期間が分かれば、次に求人票の条件を比べられます。

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次にやること: 今日、学歴欄の2行を作り、求人票を1件読みます。

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参考にした資料
  1. 国立大学法人鹿児島大学「鹿児島大学学則」第56条(退学)・第57条(除籍)・第58条 https://www1.g-reiki.net/kagoshima-u/reiki_honbun/x890RG00000095.html (2026-09-14取得) 

  2. デジタル庁「e-Gov法令検索」学校教育法施行規則 https://laws.e-gov.go.jp/law/322M40000080011 (2026-09-14取得。「除籍」の語を含む規定は見つからなかった) 

  3. 厚生労働省「応募書類の作り方 パンフレット」(ハローワークインターネットサービス「履歴書・職務経歴書の書き方」から配布) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/oubosyorui_pamphlet.pdf (学歴欄の記載方法と記載例。中退の書き方の記載は無い。2026-09-14取得) 

  4. ハローワークインターネットサービス「厚生労働省履歴書様式例(PDF版・A4)」 https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/kouroushourirekishoA4.pdf (学歴・職歴欄は「各別にまとめて書く」。2026-09-14取得) 

  5. 文部科学省「令和6年度 学生の中途退学者・休学者数の調査結果について」 https://www.mext.go.jp/content/20250822-mxt_gakushi01-000013028_2.pdf (2025年8月22日公表。対象期間は令和6年4月1日〜令和7年3月31日。「中途退学」の語もこの資料で使われている。2026-09-14取得) 

  6. 厚生労働省「新卒応援ハローワーク」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000132220.html (2026-09-14取得) 

  7. 厚生労働省「若者への就職支援」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/jakunen/index.html (2026-09-14取得) 

  8. ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」(8.選考方法情報) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/ent_inputmethod03.html (2026-09-14取得) 

  9. ハローワークインターネットサービス「求人情報の入力方法について」(3.仕事内容情報 10[学歴・専攻]) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/enterprise/ent_inputmethod03.html (2026-09-14取得)