空白期間の説明例|職務経歴書と面接での書き方
空白期間を説明するときは、職務経歴書に正確な時期と事実を1〜3行で書き、面接では「理由→その間にしたこと→現在の準備→応募先でどう働くか」の順に答えます。まず自分の期間に合う例文を1つ選びます。
- 空いた期間を「時期」の行で示す方法
- 職歴が短い・少ない場合の材料の集め方
- 期間の理由を短く説明する型
- 面接で書類と話をそろえる準備
- 書類提出前の点検リスト
公的情報源: 厚生労働省「職務経歴書の作り方」/ハローワーク「厚生労働省履歴書様式例」
- 職歴が空いた期間、書類のどこに書けばいい?
- 「空白期間」の欄がなくて、かえって不安
- 面接で理由を聞かれたら、どう答えよう
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目次
まず、空白期間の例文を自分の事実に合わせます
履歴書のどこに書けばいいのか、探し回った人も多いはずです。でも実は、厚生労働省の履歴書の様式例に「空白期間」や「無職期間」という欄はありません。

職務経歴書にも決まった様式はありません。書くのは「標題」「氏名」「日付」「職務経歴」の4つだけで、あとは自由です。
履歴書様式例にも、職務経歴書のパンフレットにも、「空白期間」「無職期間」「ブランク」という語は出てきません。欄も言葉も、探さなくて大丈夫です。
欄がないのは「書かなくていい」という意味ではありません。「時期」を正しく書いておけば、空いた期間は自然に伝わります。
正確な時期を、職務経歴書の職務経歴に書きます
職務経歴書の「職務経歴」は、いちばん手が止まりやすいところです。書く項目は、次の5つだけです。

| 項目 | 書き方の決まり |
|---|---|
| 時期 | 「平成○年○月~平成○年○月(○年○ヶ月)」など |
| 勤務先 | 株式会社などの略称を用いず正式名称で記載 |
| 雇用形態 | 正職員以外の派遣社員、契約社員、アルバイト、パート等の場合はかっこ書きで記載 |
| 職務内容 | 仕事の具体的内容、処理方法、責任の範囲など |
| 実績 | 可能であれば営業成績などの成果指標の数値を記載 |
時期を書けば、期間が空いていることも同じ欄で示されます。隠す欄も、説明を詰め込む欄もありません。
長い説明を書き足す必要はありません。「時期」の行が飛べば、読み手はそこに気づきます。
職歴が短いときは、何を書けばいい?
職歴が短い人、アピールできることが少ない人ほど、記載例の型が助けになります。
| 状況 | 書き方とアピールのしかた |
|---|---|
| 職務経歴や資格がなく、実務能力に自信がない | アピールできる面は6つあります。①応募職種と関連するアルバイト経験 ②訓練・研修の経験 ③現在勉強中の分野 ④自分の性格・行動特性 ⑤仕事への姿勢・意欲 ⑥将来目標・将来の可能性です |
| これまでアルバイト就業していた | 卒業後に学んでいたことと、従事したアルバイトを期間つきで並べる |
| 職歴の中でアピールできる要素が少ない | 自分の適性や潜在能力、将来性などをアピールします。学生時代の活動や社会活動からアピールする方法もあります |
| 職歴が短い | ビジネスマナーや基礎的な実務能力を身につけたこと、仕事の意欲や姿勢をアピールします。「仕事を短期間で退職した理由については、採用担当者が納得のいく説明をしましょう」とされています |
| 転職が多い | 「なぜ転職が多かったのか」「採用してもすぐにまた転職するのではないか」と問われることを前提にします。前向きな側面(能力の幅が広がったこと、実績、興味の広さなど)を説明しつつ、勤続していきたいことも伝えます |
自分の状況に近い行を1つ選んで、そのまま当てはめれば足ります。
空いた期間の理由は、どこに書けばいい?
職務経歴書の中にあります。記載項目例には「退職理由/離職理由/転職理由」という欄があります。
書き方は「一身上の都合により退職」「会社都合により退職」など、簡単にします。前の会社の批判は厳禁です。前向きな表現を心がけて、事実だけを書きましょう。
面接で聞かれたら、何を準備する?
質問は、出した書類から始まります。パンフレットには「面接においては、提出した職務経歴書の記載内容に基づいて質問をされることが多い」とあります。
だから、書き上がった職務経歴書はコピーして、面接の前に読み返しておきます。書いたとおりに答えられれば、それで十分です。
- 学歴欄・職歴欄そのものの書き方(どこから書き始めるか、アルバイトを職歴欄にどう入れるか)は、既卒・フリーターの履歴書 にまとめています。
面接で聞かれるのは、書いた内容の範囲です。書いていないことを付け足す必要はありません。
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書類を仕上げる手順は、この6つです
どこから手をつけるかで悩んだら、上から順に進めてください。

- 職務経歴を、時期・勤務先・雇用形態・職務内容・実績の順に書き出す。パンフレットは、まず自分の職務経歴を振り返って書き出すよう求めています。
- 書き出したものを、1枚の素材集(マスターシート)にまとめる。職務経歴書の内容は応募先ごとに変わるので、先に素材を作っておくと、あとは選ぶだけです。
- 職歴の並べ方を決める。迷ったら編年体式(古い順)にします。
- アピールできる要素が少ない場合は、記載例の型から選ぶ。アルバイト就業・職歴が短い・アピール要素が少ない、のいずれかです。
- 「離職理由」を書く場合は、簡単に、前向きに。前の会社の批判は書きません。
- 書き上がったら読み返して、誤字・脱字を点検する。うまく書けないときは、ハローワークの窓口で相談できます。
応募書類を書くときに、つまずきやすいのはどこ?
- 「空白期間」の欄を探して止まる。欄はありません。「時期」と「離職理由」で示します。
- 期間が空いたことを、なかったことにして書く。時期の行が飛べば、読み手には分かります。
- 職歴が短い・少ないことを理由に、書類を出さない。職歴が短い場合、アピールできる要素が少ない場合の記載例があります。
- 前職の不満を「離職理由」に書く。前の会社の批判は厳禁です。
空いた期間を状況別に整理する
空白期間という言葉だけを見ると、すべて同じ説明が必要に感じます。実際には、期間中にしていたことと、応募先で伝える内容を分けて整理できます。職務経歴書に長い説明を入れるのではなく、面接で聞かれたときの材料を用意します。
| 期間中の状況 | 書類で示すこと | 面接で準備すること |
|---|---|---|
| 転職先を探していた | 前職の時期と退職理由 | 探していた職種と今応募する理由 |
| 資格や訓練を学んでいた | 学習内容と期間 | 学んだことを仕事でどう使うか |
| アルバイトをしていた | 勤務先・期間・作業 | 継続した作業と工夫 |
| 家族の事情に対応していた | 必要な範囲の事実 | 現在は働ける状態か |
| 体調を整えていた | 書類に詳細を書きすぎない | 現在の勤務上の配慮の要否 |
| 何も書き出せていない | 時期の前後を正確にする | これから始める準備 |
個人的な事情をすべて書く必要はありません。応募先の仕事に関係する事実と、現在働くために確認しておきたいことを分けます。体調や家族の事情については、伝える範囲を自分で決め、必要なら相談窓口を使います。
次にやること: 自分の期間に近い行を1つ選び、「書類」と「面接」のメモを別々に作ってください。
職務経歴書の素材集を作る
職務経歴書をいきなり完成させようとすると、書く内容の取捨選択で止まります。先に素材集を作り、応募先に合わせて選びます。素材集は提出する書類そのものではなく、自分の経験を並べるためのメモです。
| 素材集に入れる項目 | 書き出す質問 | 例 |
|---|---|---|
| 期間 | いつからいつまでか | 2022年4月〜2023年3月 |
| 場所 | どこで働いたか | 株式会社○○ |
| 形態 | 雇用形態は何か | アルバイト |
| 作業 | 何を担当したか | 接客、品出し、会計 |
| 工夫 | 何に気を付けたか | ミスを減らす確認手順 |
| 結果 | 何が変わったか | 引き継ぎの時間を短縮 |
| 学び | 何を身につけたか | 正確な確認と報告 |
数値がない場合は、担当した範囲、頻度、周囲との連携など、事実で説明できる情報を使います。実績を大きく見せるために、確認できない数字を足さないでください。
次にやること: 期間中の活動を3つ選び、期間・作業・工夫の順にメモします。
離職理由と空いた期間の説明を分ける
職務経歴書の離職理由は、前職を辞めた理由を簡潔に示す欄です。空いた期間にしていたこととは別に考えます。両方を一文に詰めると説明が長くなるため、質問された内容に答えます。
| 聞かれたこと | 答える中心 | 迷いやすいところ |
|---|---|---|
| なぜ退職したか | 退職の事実と理由 | 前職への不満を理由として長く話すと、伝わる内容が薄くなります |
| 退職後は何をしたか | 活動と期間 | 期間が数か月までなら、書類に説明を足さず、面接で聞かれたときに答える形で足ります |
| なぜ今応募するか | 希望職種との接点 | 書類に書かなかった短期のアルバイトも、面接で聞かれたら事実を話します |
| 入社後に続けられるか | 現在の準備と希望 | 期間が長いほど、働く意欲と現在の働ける状態を確かめられます |
「迷いやすいところ」の列は、期間の長さで書くかどうかが変わる点です。数か月までの期間は書類に説明を足す必要がない、と扱う解説記事が複数あります。書類に書かなかった短期のアルバイトも、面接で聞かれたら事実を話します。
説明は「事実→期間中の活動→現在の準備」の順にすると、書類と面接の内容がそろいます。事情を詳細に説明する必要があるかは、質問の内容と応募先の指示に合わせます。
次にやること: 退職理由を一文、期間中の活動を一文、現在の準備を一文で書いてください。
書類を提出する前のチェックリスト
書類ができたら、空白期間だけでなく全体のつながりを確認します。時期の矛盾がないこと、書いた内容を面接で説明できることが点検の基準です。
| 点検 | 確認する場所 | 完了の目印 |
|---|---|---|
| □ | 時期 | 月の前後がつながっている |
| □ | 勤務先 | 正式名称で書いている |
| □ | 雇用形態 | 実際の形態と一致している |
| □ | 職務内容 | 担当作業が具体的になっている |
| □ | 離職理由 | 短く事実で書いている |
| □ | 応募先との接点 | 志望動機と矛盾しない |
| □ | 面接準備 | 書類を見ずに説明できる |
| □ | 表記 | 誤字・脱字を確認した |
点検で直すのは、期間を埋めるための作り話ではありません。記録と書類の年月を一致させ、読み手が確認したい情報を見つけやすくする作業です。
次にやること: 書類を一度印刷または別画面で表示し、上の点検を順番に行います。
職務経歴の並べ方を選ぶ
職歴が複数ある場合は、読み手が時期を追える並べ方を選びます。迷ったら古い経歴から新しい経歴へ進む編年体式にし、期間の前後を確認しやすくします。応募先と近い経験を先に見せたい場合でも、時期を省略せず、職務経歴全体を分かる形で残します。
| 状況 | 並べ方の考え方 | 注意すること |
|---|---|---|
| 職歴が1つ | 時期・勤務先・作業を順に書く | 空いた前後の年月を確認する |
| 職歴が複数 | 古い順に並べる | 勤務期間を飛ばさない |
| 短期の職歴がある | 事実として期間を書く | なかったことにしない |
| 応募先と近い経験がある | 作業と実績を具体化する | 時期を省略しない |
書類の形式よりも、時期と内容が矛盾しないことが大切です。作成後は、履歴書の職歴欄、職務経歴書、面接用のメモで年月を照合してください。空いた期間があること自体ではなく、書類の時期が正確で、今の応募理由を説明できることを確認します。確認した年月は、応募先へ提出する版に反映し、古い下書きを残したまま送らないようにします。提出前にファイル名と日付も確認すると、別の応募先向けの書類を送るミスを減らせます。書類を送る前に、宛先、添付ファイル、応募先の仕事内容も照合してください。確認が終わったら、提出した版を保存し、面接では同じ版を見返します。送信日時と応募先もメモしておけば、複数応募の管理もしやすくなります。面接の日には、その保存版と質問したい内容を手元に置いて確認します。提出した書類と別の内容を話さないよう、直前に時期と作業を確認します。質問されたときは、書類に書いた表現を使って答えます。必要なら相談窓口で点検します。提出後も同じ版を保管しておけば、面接で確認できます。送った内容を後から確認できるようにします。最後に確認します。
次にやること: 3つの書類の年月を並べ、違いがあれば記録から修正します。
よくある質問
履歴書に「空白期間」という欄はありますか?
ありません。厚生労働省の履歴書様式例にも、職務経歴書のパンフレットにも、「空白期間」「無職期間」「ブランク」という語は見つかりませんでした。
職務経歴書では、期間が空いていることをどう示しますか?
職務経歴書の「職務経歴」は、職歴ごとに「時期」を書きます。時期を書けば、期間が空いていることも同じ欄で示されます。並べ方は、古い経歴から書く編年体式が基本です。
期間が空いた理由は、どこに書けばいいですか?
職務経歴書の記載項目例にある「退職理由/離職理由/転職理由」です。「一身上の都合により退職」のように簡単に書きます。
期間中に何もしていない場合は、どう書けばいいですか?
期間を正確に書き、面接で聞かれたときは事実の範囲で説明します。後から作った活動を足す必要はありません。現在の応募理由と、これから働くために準備していることを整理してください。
体調や家族の事情を詳しく書く必要はありますか?
必要な範囲の事実だけを伝えます。職務経歴書に細部を詰め込まず、現在の勤務に関係する配慮があるかを確認します。伝え方に迷う場合は、応募先への質問内容を相談窓口で整理できます。
職務経歴書を作った後、面接では何を見直しますか?
時期、勤務先、雇用形態、担当作業を見直し、書いた内容を自分の言葉で説明できるようにします。面接では提出した職務経歴書をもとに質問されることが多いため、提出版のコピーを使って練習します。
まとめ
- 応募書類に「空白期間」という欄はありません。履歴書の様式例にも、職務経歴書のパンフレットにも、その語は出てきません。
- 職務経歴書の必須項目は「標題」「氏名」「日付」「職務経歴」の4つで、期間は各職務の「時期」に書きます。
- 職歴が短い・少ないときは記載例の型が使えます。面接の質問は、書いた内容から始まります。
まずは職務経歴を、時期から順に書き出すところからで大丈夫です。どの型を使うかは、書き出してから決められます。
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参考にした資料
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ハローワークインターネットサービス「厚生労働省履歴書様式例(PDF版・A4)」(様式例の欄は氏名・生年月日・現住所・学歴・職歴・免許資格・志望の動機など。「空白期間」「無職期間」の欄は無い。2026-09-14取得) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/kouroushourirekishoA4.pdf
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厚生労働省職業安定局・都道府県労働局・ハローワーク「職務経歴書の作り方」(令和8年5月発行。職務経歴書の記載項目、記載スタイル、職歴が短い場合・アピール要素が少ない場合などの記載例) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/syokurekisyo_pamphlet.pdf (2026-09-14取得)
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厚生労働省「応募書類の作り方 パンフレット」(職歴欄の記載方法とアルバイト就業の記載方法。「空白期間」等の記載は無い) https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/oubosyorui_pamphlet.pdf (2026-09-14取得)